世界の夏の過ごし方
年々暑さが増し、梅雨も本当に明けたのか?と思う程大雨が降ったりと、日本の気候もわけがわからなくなってきましたね。
日本がこんなに異常気象だと、赤道に近い国なんか燃えてるんじゃないか…と思っちゃいます。暑さに慣れていなかった日本人ですが、もともと暑い地域に住んでいる国の人たちは、どんな過ごし方をしていたのか、ふと疑問に思いました。
ちょうどいいところに、無印良品が『やってみよう。世界の夏のコツ。ジメジメ篇』というのをやっていました。暑い地域の過ごし方を紹介し、無印良品の商品も併せて紹介しているイベントを開催していました。今回はそれを参考にしながら、世界の夏の過ごし方を紹介(メモ)していきたいと思います。
旧来の過ごし方ではこれからの日本の夏を乗り越えられません。暑い国の先輩たちの夏の過ごし方を参考にしてみましょう。
- 風を当てて乾かす。(ベトナム)
- 湿った洗濯物にはアイロンをかける。(フランス)
- 晴れでも雨でも使える傘を持つ。(ベトナム)
- 虫を寄せ付けない装いをする。(オーストラリア)
- 「Tシャツ・短パン・サンダル」の3種の神器で過ごす。(マレーシア)
- 柔軟剤の香りをたっぷりとつける。(タイ)
- 乾きやすい服を着る。(ベトナム)
- 背中にタオルを入れる。(フィリピン)
- 冷たいおやつで気分転換をする。(シンガポール)
- 服に、虫を寄せ付けない香りをつける。(インドネシア)
- 室内干しの道具を持つ。(マレーシア)
- 予備のバッグを持つ。(インドネシア)
- エアコンに芳香剤を吊す。(インドネシア)
風を当てて乾かす。(ベトナム)
ベトナムの家は日本の住宅よりも天井が高いので、扇風機は天井や壁に取り付けられています。雨季には、この扇風機が大活躍。室内干しの衣類に向けて、風を送って乾かします。
湿った洗濯物にはアイロンをかける。(フランス)
フランスには何にでもアイロンをかける人がいます。都市部では、景観を維持する為に洗濯物の外干しを禁じられているエリアがあり、当然そこでは部屋干しが基本です。シャキッと快適に服を着るために、自ずと生まれた暮らしの文化と言えます。
ホームステイした日本人の中には、「パンツにまでアイロンがかかっていた」とびっくりした人もいたそうです。
晴れでも雨でも使える傘を持つ。(ベトナム)
ベトナムには、ビニール傘はありません。スコールもあり、日差しも強い気候なので、傘を持つなら晴雨兼用の傘を持っています。ビニール製だと透過してしまい、日差しを遮ることができないからです。無駄に物を増やさない、非常に理にかなった暮らし方です。
虫を寄せ付けない装いをする。(オーストラリア)
夏になるとたくさんのハエが飛ぶオーストラリアでは、外で遊ぶ際の虫対策として、コルクをぶら下げた帽子を被る人がいます。通称”コルクハット”。立派な暮らしの知恵です。
「Tシャツ・短パン・サンダル」の3種の神器で過ごす。(マレーシア)
常夏の国マレーシアでは、ビジネスマンでもない限り、多くの人はTシャツ・短パン・サンダルという出立ちです。年中シンプルな服装なので、クローゼットの中はスカスカなのだそうです。3種の神器のうちの一つ、サンダルといえば、現地の人に人気なのが”足なりサンダル”。サンダルが普段履きの靴であるが故に、足にきちんとフィットした一足が選ばれるのかもしれません。
柔軟剤の香りをたっぷりとつける。(タイ)
タイの人たちは柔軟剤が大好きな人が多いそうです。たとえ部屋干しでもいい花の香り漂う一着に仕上がり、心地よく毎日を過ごせるからだそうです。中には、あえて十分にすすぎをせずに、柔軟剤がたっぷりと染み込んだまま干す人もいるのだとか。そんな地域もあるんですね…。
乾きやすい服を着る。(ベトナム)
ベトナムの人からすると、日本のTシャツは生地が厚いのだそうです。現地のTシャツはもう少し薄め。若者たちに特に定番なのは、サッカーのユニフォームシャツ。近年、サッカー熱が高まっている国ならではです。いずれも速乾性に優れているので、部屋干ししてもすぐ乾くのだとか。
背中にタオルを入れる。(フィリピン)
夏になるとフィリピンでは、背中にタオルを入れている人を見かけます。これは、汗で背中がびっしょりになるのを防ぐ工夫です。襟元でタオルを折り、ズレ落ちにくくもしているようです。
冷たいおやつで気分転換をする。(シンガポール)
高温多湿の国、シンガポールには暑さを和らげる手軽なローカルフードがあります。”アイスクリームブレッド”はその一つです。ブロック型のアイスを、マーブルカラーの食パンに挟むだけというシンプルな食べ物です。ウエハースやコーンで挟んで食べることもありますが、暑い気候ゆえにアイスが溶けてしまうので、それをパン生地に染み込ませるというアイディア菓子でもあります。ちょっとずつ溶けていくことで美味しくなるお菓子ですね。
服に、虫を寄せ付けない香りをつける。(インドネシア)
インドネシアの人たちは、服にも香りを纏わせます。クローゼットには、細かくした白檀の根を紙とハンカチで包んだものを入れます。服の湿った匂いを緩和させるほか、防虫のためでもあるそうです。
室内干しの道具を持つ。(マレーシア)
マレーシアは、年間の平均気温が27℃という、一年中”夏”の国です。毎日スコールが降るので、洗濯物は部屋干しが基本です。多くの人が室内物干しを所有しているので、どんな天気も涼しい顔です。
予備のバッグを持つ。(インドネシア)
赤道直下の国、インドネシアには”夏”の概念がありません。あるのは乾季か雨季かだけです。雨季には毎日雨が降るので、現地の人は雨を意識しながら暮らしています。そんな暮らしの必需品の一つは予備のバッグ。雨で濡れた靴やレインコートを入れるのに役立つそうです。
エアコンに芳香剤を吊す。(インドネシア)
湿度の高いインドネシアでは、部屋の匂いが気になることも多いそうです。昔から、レモングラスの歯などを部屋に置いているそうですが、今では芳香剤をエアコンに吊すという、大胆な使い方をする人もいるそうです。好まれる匂いは、ローズやジャスミンといった花の香りのほか、夏になるとレモンのような柑橘系の香りも人気だそうです。
へぇ〜と驚いたり、そうなんだ〜と勉強や参考になることもあり、個人的に見ていて面白かったです。興味を持った方はぜひ、詳しいことは下の本家様からどうぞ。